中部地区唯一ギターアンプ修理の専門店です    ㈱中部電子楽器

SERVICE NEWS


 


 2024/2/1更新
EFFECT LOOP CIRCUIT エフェクトループ回路取り付け・増設
近年当社では多数のマーシャルアンプその他にエフェクトSEND/RETURN回路の増設のご相談をお受けしております。従来のシンプルなMarshall JMP,JCM800などにSEND/RETURNの回路を増設するものでプリアンプ回路とパワーアンプの間に取り付けて空間系エフェクターを併用できるようになります。
このサーキットは真空管式ではありません。真空管式ですと真空管の特性によって音質やノイズ、レベルが変わったり変動する為不安定になりますので、FX LOOP回路の条件には良くありません。エフェクターの効果や音質変化を考慮するとICのサーキットの方が有利で低価格になります。
音質悪化はありません。
SEND OUT,RETURN INを同じ回路上でアクティブにレベル調節しますのでSEND OUTの音痩せも無く、RETURN INのレベル調節も歪まないレベルに音質補正されます。
接続の安全性も考慮。
増設されるサーキットは電源スイッチを入れると同時に作動します。スタンバイスイッチが入っていても低電圧で動作していますので接続を抜き差ししても最小限のノイズしか出ません。
THRU BYPASSになる。
RETURNジャックがスイッチ回路を担っていますのでRETURNを抜くとTHRU BYPASSになります。何も接続しなければ従来通りの音質です。
※SEND OUTの音声も遮断されますのでLINE OUT的な使用はできません。
レベル切替スイッチ。
SEND/RETURNのレベルを-10dB/+4dBのスイッチで切替できます。コンパクトエフェクターなら-10dBで、ラックマウントタイプのエフェクターなら+4dBでレベルマッチングが出来ます。
※MasterVolumeの設定によって実際の音量は変動しますので、接続機器の目安としての表記です。

必要条件は基板の取り付けスペースとアンプ本体の回路構成が適応できれば取り付け可能です。
サーキットは当社で制作したオリジナル品を使用します。
※元々FX LOOP回路のあるものや電子コントロールで制御しているアンプなどは対象となりません。
オリジナルサーキット+基本工費 \33,000(税込)
オプション(別途追加費用)としてSEND側もしくはRETURN側のレベルコントロールを可変ポットにしてパネルに取付する事も可能です。取付位置の確認や接続機器の条件に合わせて微調整する事も出来ます。

あなたのアンプに取り付け可能かどうか、詳しくは修理部までご相談ください。   


2024/2/1改定 ご好評につき続々と依頼が来ています。
PETERSON P-100G ポット接触不良対策のご提案
今は無きPETERSON社 P-100Gギターアンプのポット接触不良について当社お勧めの対策方法をご提案させて頂きます。
概略:ポットを全て別タイプの物に交換します。
内容:コントロール部分とDI OUTを含むポット15個全てを金属シャフトのポットに交換します。

純正CLIFF社製のポットは湿気に弱く、接触不良になりやすいので接点クリーニングをしても数カ月でガリが出てきてしまいます。また、接点の摩耗によって途切れやすくなります。

Fender USAのアンプなどに採用されているのと同じポットに交換する事で、湿気対策と同時に接点の摩耗も少なくなります。シャフトも金属製になるのでテンションも重くなり安定性も向上します。
 
作業工費\13,200(税込)+ポット15個\13,200(税込) 
合計¥26,400(税込)  
ポット接触不良対策のご相談はこちら
右の写真はREVERBスイッチ"ON"プラグ
フットスイッチが無くても、このプラグを接続しておけばREVERBが効くようになります。
REVERBスイッチ"ON"プラグ \1,430(税込)


ハンドル代替品
在庫あり

金具もセットです。
ちぎれてしまって困っている方は是非!
※ハンドル持ち手の材質・形状は異なります
通販も出来ます。

\3,300(税込)
 


2024/2/5改定   DSL用在庫あり TSL用基板在庫有り
Marshall JCM2000 TSL100/DSL100
基板パターンの焼損多発とハムノイズ対策のご提案です。
Marshall社は1997年からJCM2000シリーズを生産しました。(現在は廃番)
2003年ころから内部の仕様変更を重ねてJVMが出ると同時に廃番となりましたが、2005年以前の物に基板の材質・配線パターンの設計等の不具合が指摘されていて、近年は故障が多発しています。
具体的には以下のような症状が現れるようになります。
1) TSL100: クリーンチャンネルの時だけ時間経過でハムノイズ「ブーと音」が少しづつ大きくなり ギターの音量が歪やすくなり下がっていく。
2) TSL100/DSL100: パワー管の赤熱不良が多発するようになり、時間経過でバイアス電位が低下す るようになる。時間経過でよくHTヒューズが切れるようになります。
3) TSL100/DSL100:パワー管のソケット周辺のパターンが焼失・発煙するようになり、修復しても 他のパターンが偶発的に焼けるようになります。
4)TSL100/DSL100: クリーンチャンネルのVOLUMEに帯電が影響してスクラッチノイズが出るよう になります。ポットを交換しても改善しなくなります。

 
↑対策用基板はガラス繊維素材の濃い緑色


↑上が交換する対策用の基板。下が2005年までの発症する基板。

原因は基板の材質が影響していて、経年劣化により絶縁不良や漏電、静電気による飛電現象を引き起こすようになります。また、配線パターンの設計にも問題があり、パターンの交差や表裏面での通過引き回しが漏電や飛電の原因にもなっているようです。

これらの故障・トラブルを改善する為には基板自体を交換する必要があります
(※Marshall社は既に基板の部品供給を終了していてメーカーでの対策・対応は出来ません。)
当社では後期に生産されたスペア基板をストックしています。
上記の症状でお困りのユーザー様へは、当社で診断した際に基板交換の対策をご提案させて頂いております。

※症状が確認できない物や発症していない物についても継続使用をご希望されるユーザー様にはご提案させて頂いております。
基板\50,600(税込)+工費\16,500(税込)
合計¥67,100(税込) 
詳しくは修理部まで 052-739-6412


2023/5/24
DIYお勧め EMINENCE ALPHA-6,BETA-6 を使って
コンパクト爆音キャビネットを作りませんか?
これは工房からのDIYのご紹介です。ここ数年当社修理サービスをご利用頂いておりますユーザー様から「スピーカーキャビネットを自作しています」というお話しを時々聞くことがあります。
ギターアンプを自作するのは非常に高度な電子技術と知識が必要で難易度が高いですが、スピーカーキャビネットは木工作業が出来れば手ごろな材料で作れそうですよね。
そこでご紹介するのは当社で取扱していますEMINENCE社のスピーカーを使った、とっても可愛いスピーカーキャビネット! でもなかなかいい音で耐入力がなんと100Wという爆音再生可能なんです。
下の写真は実際に工房で使用しているEMINENCE ALPHA-6(100w/8Ω)のユニットを使用したギター用のキャビネットです。MarshallやMesBoogieのヘッドアンプを接続して鳴らしていますが全然平気です。口径が小さいのでLOWはタイトですがMIDのサスティーンはきれいなフィードバックが得られます。
スタジオの練習にコンパクトなスピーカーを持ち込んでバンド練習に使ってみたら面白いですよ。
ALPHA-6A 6″100w 8Ω ¥8,800(税込)(税抜価格\8,000)

BETA-6A 6″175w 8Ω ¥11,000(税込)(税抜価格\10,000)

詳しくは店頭スタッフまたは修理担当 藤原までご相談ください。
ご来店頂ければ実際に音を聞いて頂けます。完成品の販売は行っておりません。

写真のスピーカーはALPHA-6を使っています。サイズ:20cm(H)×20cm(W),11cm(D)

 2024/2/5 更新
電源インレット端子加工・取付のご提案
近年、家電製品などの安全性や経済産業省の電気用品安全法に基づく家庭用コンセントの基準見直しがあり、電源コードの基準についても注目されるようになりました。
現在市販されている多くのギターアンプやベースアンプは既に"IECコネクタ"という規格のグランド端子付き3Pinタイプの端子が本体側に付いていて電源コードが付属されている物になっています。しかし、PSE法施行以前に製造された製品やビンテージアンプなどには、電源コードが直接取り付け固定されているものが多数存在します。
これらにIECコネクタを加工して取り付けする事が出来ます。
コネクタ式にすることで市販のハイグレードケーブルを使用する事も可能になります。
当社でもIECコネクタの加工・取り付けサービスを行っております。
※一部製品の形状や内部のスペースなどの問題で取り付けできない物もあります。
基本加工費(IECコネクタ代金込) 9,900円(税込)

是非一度ご相談ください。
お問い合わせはメールかお電話で。


 2014/4/1
Peavey Service Center Japan
この度、アメリカ最大手楽器メーカーPeavey社との技術契約が正式に決まりました。これにより2014年4月からPeavey製品の正規修理サービスセンターとして修理対応ができるようになりました。特異な修理や技術的な情報共有、部品供給が直接メーカーと連携できるようになりました。Peavey製品の修理は是非ご相談ください。
          

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